キャリアパワー

作文

だれかのために働きたい

箕面自由学園小学校4年 白濱美空さん

大人はみんな働いています。なぜ働くのか。お金をもらうためなのか。たしかに、お父さんやお母さんが働いてくれているおかげで私はご飯を食べたり、学校に通えています。もしかして、私のために働いているのかな。と、思いましたが、お父さんとお母さんに聞くと、そうではないことが分かりました。

ゆうびん局員のお父さんは、
「人のためになる仕事だから。せきにんをもってお金をあずかるから。」
と、言っていました。お客さんに信じてもらえていることが、大切なんだな。と、思いました。

飲食店で働いているお母さんは、
「『あなたのおかげで楽しく食事をすることが出きました。ありがとう。』と、言ってもらえた時が一番うれしい。」
と、言っていました。お客さんとのコミュニケーションを通してよろこんでもらうことが大切なんだな。と、思いました。
「たしかに、お金のためや家族のためにも働いているけど、それだけだは毎日がんばれないよ。働くよろこびが必要だよ。」
と、教えてくれました。お父さんとお母さんの話を聞いて分かったことは、働くことは、だれかのためになることです。考えてみると、人の役に立たない仕事なんて世の中にはないと思います。どんな仕事でも、どこかで人の役に立ち、社会のためになっていると思いました。働くことは、とてもすばらしいことなんだな。と、改めて気付きました。

私のゆめは、学校の先生になることです。子どもたちのために、勉強の楽しさや友達を大切にして仲良く遊ぶ面白さを教えたあげたいと思います。なぜなら、私は人に教えることが好きだからです。しょう来先生になったら、教えるだけでなく、みんなが楽しく勉強できるようにしたいです。学校の先生だって、みんなに信じてもらっていると思います。私も先生のことを信じています。あと、コミュニケーションがないと、みんなに気持ちが伝わらないと思います。授業を受けている子どもたちも、つまらないと思います。

私は、このゆめをかなえることができたなら、これは、とてもうれしいことだと思います。そのためにしっかりと勉強して、学校の委員会活動などにも自分から進んで取り組みたいと思います。

子どもたちの笑顔が私の働くよろこびになるように、今からゆめに向かってがんばります。

講 評

「働くこととは、だれかのためになること」だと、父母の話を聞いてわかったということが、わかりやすく素直に書けていました。そのうえで、「学校の先生になる」ゆめについて、どうすれば「子どもたちのために」なるのか具体的に考えてあって、印象的でした。