キャリアパワー

作文

みねこおばあちゃま

仁川学院小学校1年 下田真奈さん

わたしのおばあちゃんは、75才。いつも元気で明るく、とてもおもしろいおばあちゃんです。「おばあちゃん」ではなく、「“みねこおばあちゃま”とよんでね」と言います。

みねこおばあちゃまは、おきなわけんにすんでいます。コロナウィルスかんせんが、おきる前は、わたしのすんでいるひょうごけんに、よく来てくれました。わたしのパパとママはおしごとをしているので、学校の行じには、みねこおばあちゃまがさんかしてくれます。ごはんの用意、せんたく、そうじ、わたしのならいごとのおくりむかえなど、ママのおたすけマンです。75才とは思えないくらい元気です。

みねこおばあちゃまは、60才までは、小学校の校長先生でした。だから、わたしたちにいろんなことをおしえてくれます。字のかきかた、本のよみかた、れいぎ作法、百人一首、ことわざ、はいくもおしえてくれます。みちをあるきながら、花の名前や大ようや月、見える物、きこえる物、たくさんのことをおしえてくれます。「みのまわりにある物の、ぜんぶおもしろいでしょそれが何かな?としらべていくのがべんきょうだよ。」と言います。だからみねこおばあちゃまといっしょにいると、ワクワクします。

わたしがおきなわに行ったときも、いろいろなところにつれていってくれます。いくところいくところ、「みねこ先生~」とこえをかけられています。今までにおしえた子どもたちや、そのおかあさんや、しりあいの多いおばあちゃまはげいのうじんみたいです。ずっと前におしえた子どもにあっても、すぐに名前を思いだすからすごいなと思います。

あるとき、よ中、わたしが目がさめたとき、おばあちゃまが、本とノートをひろげてべんきょうをしていました。「何をしているの?」ときくと「みねこおばあちゃまは、今、大学生にべんきょうをおしえる仕ごとと、じんけんというおしごとのボランティアをしているので、そのおべんきょうをしているのよ。」と、言いました。「どうして学校の先生はやめたのに、またおしごとをしているの?」と、きくと、「まなちゃん、みねこばあちゃまは小学校の先生はたいしょくしたけれど先生というおしごとが大すきなのよ。おしえたことが、すこしでもやくにたってほしいと思っておしえているのよ。そのためには、おしえるおばあちゃまもべんきょうしないといけないのよ。そのじゅんびをしているのよ。まなちゃんもしょうらい大きくなったら、何になりたいのかな。いろいろなゆめがふくらむわね。自分がなりたいおしごとが、人のやくに立つおしごとだったら、けんきょにすなおに、いっしょうけんめいにどりょくすることが大じなのよ。まなちゃんには、まだむずかしいかなでも、おぼえてちょうだいね」とこたえてくれました。みねこばあちゃまにきいてみました。「生まれかわっても、また先生はやりたい?」「おもしろいしつもんね、やっぱり学校の先生かもね」

私は、しょうらい何になりたいかたくさん思いつくけれど、まだきまっていません。 でも大好きなみねこおばあちゃまのように、大好きなことをおしごとにできて、人のやくにたつおしごとができたらいいと思います。

私のおばあちゃまは75才。スーパーおばあちゃまです。今はコロナでなかなか会えないけれど、おばあちゃまにまけないようにがんばりたいです。

講 評

75才の“みねこおばあちゃま”が、元気で明るくたいへんすてきな「スーパーおばあちゃま」であること、そんなおばあちゃまが大好きであること、ぐたいてきによく書けていました。そして、しごとのめんであこがれる気持ちもちゃんと伝わってきました。