作文
キャビンアテンダントさん
LCA国際小学校2年 和泉 榮真さん
「はっ 今日はりょこうの日だ。」
ついにこの日がやってきた。学校へ行く日よりも、ひこうきがりりくする時くらいのスピードで
目がさめた。家の外は、まだまっくらだった。パパとママは、にもつのじゅんびで家じゅうをはしっていた。いつもなら弟は、おそくまでねているけれど、
「ひこうきにのるよ。」
と一声
かけたら、しんかん線のヘッドライトのような目になっていた。
もうちょっとでくうこうへつく時、しんかん線ののぞみが、しゃりょうきちにねているように休んでいた。弟と好きなしんかん線のうたをノリノリでうたっていた。ダンスをしたかったけれど、車の中だったので、おどれなかった。
まちあいしつからひこうきが見えた。学校のこうしゃくらいの大きさだった。さぎょういんさんがひこうきの安全チェックをしていた。弟は、はじめて近くで見られて、ジャンプしていた。私は、心ぞうのテンポがだんだん早くなってきた。
私はいすにすわってゲームをはじめた。キャビンアテンダントさんが
「のみものはなににしますか。」
ときかれた。私の好きなオレンジジュースがなかったので、リンゴジュースをたのんだ。ふとまわりを見たら、
「あれ、私だけではない。みんなに聞いて歩いているんだ。」
と気がついた。私だったら、こんなたいへんなしごとはできないと思った。なぜならすごくゆれて大きなひこうきを歩きまわっていることは私にはできないと思った。でもキャビンアテンダントさんはずっとにっこりしていた。自分が好きなしごとだから、にっこりしているんだと思った。「ありがとう。」とおきゃくさんから言われるとうれしいからだと思う。私は「ありがとう。」と言われたらすなおなきもちがつたわってきて心にカイロをはられたようにあたたかくなるからうれしい。キャビンアテンダントさんはせすじがぴんとのびていた。すてきだった。私はしょうらいキャビンアテンダントさんになりたいと思った。
ひこうきのまどの外はクリアーブルーの海が見えた。ママとパパ、弟ははねていた。エンジンの音は大きくなって、くうこうについた。出口に、おーりとーりと書かれていた。もうすぐ西表島だ!
講 評
「ひこうきがりりくする時くらいのスピードで目がさめた」「しんかん線のヘッドライトのような目になっていた」などのひゆ表現が、てっかくで、いんしょうてきでした。全体のこうせいも、とてもうまくできていました。キャビンアテンダントをめざしながら、このちょうしで作文もいっぱい書いてください。