今年は現地会場とオンラインでの開催となった第26回図書館総合展。キャリアパワーでは、フォーラムの現地開催等を通じ、今年も参加をいたします。
キャリアパワー主催フォーラム開催概要
参加無料・事前申込制・オンライン同時配信予定
ニュー・ジャーマン・シネマの旗手で、いまや巨匠と呼ばれる映画監督ヴィム・ヴェンダースが、2023年に<Anselm>という作品を発表し、日本でも今年2024年6月に公開され話題になった。これは、現代アートの分野で、ドイツだけでなく世界的にも、きわめて重要な作家とみなされているアンゼルム・キーファーの生涯と芸術活動を扱った3Dのドキュメンタリー映画だが、キーファーへの関心は、このところ日本で大きな高まりを見せている。やはり今年、彼の小規模な個展「Opus Magnum」が、青山の画廊ファーガス・マカフリー東京で開かれたのをはじめ、2025年3月下旬からは、京都の二条城で、アジアにおいては過去最大規模となるキーファー展が開催される予定である。
ヴェンダースとキーファーという二人の巨匠は、同じ1945年生まれで、いわゆる「1968年世代」に属している。ともに戦後の廃墟の中で育ち、親世代との葛藤に苦しみ、失われたドイツという国とその暗く重い過去を背負いながら、未来を見つめてきた作家たちである。
この二人にとって、図書館や本という媒体は、つねにドイツの、あるいは人間の歴史と対峙してきた彼らの作品に重要な意味を持ち続けている。
今回の講演では、彼らが図書館や本を扱ったいくつかの作品を取り上げ、<天使>というキーワードを軸に、そこに浮かんでくる意味を探ってみたい。
2024年11月5~7日 パシフィコ横浜 会場ブースへもお立ち寄りください。
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