組織の活性化のためにはコミュニケーションが不可欠です。しかし、そのコミュニケーションのとらえ方が世代によって大きく異なっている点が課題となります。さらに状況を難しくしているのが、世代によって慣れ親しんだメディアが異なること。FAX、ポケベル、電子メール、SNSと、どのコミュニケーションメディアに日常生活で慣れ親しんでいるかがそのまま仕事のしやすさ、しにくさにも直結してしまいます。 しかし,従来の組織デザインにおいては、こういった新旧コミュニケーションメディアの混在を前提とした業務分担、研修設計ができていませんでした。そこで、新たにコミュニケーションメディアの特性、世代間格差に配慮した業務分担や研修設計のあり方、新しい組織デザインについて考えます。

【講師紹介】 塩瀬 隆之様
京都大学総合博物館 准教授
京都大学工学部精密工学科卒業、同大学院修了。博士(工学)
京都大学総合博物館准教授を経て、2012年7月より経済産業省 産業技術環境局産業技術政策課技術戦略担当課長補佐 2014年7月京都大学総合博物館准教授に復職