第19回図書館総合展にて、弊社主催のフォーラム『貴重な資料を眠らせない！図書館における保存と利用促進』で御講演いただきました 龍谷大学大宮図書館様の図書館施設見学セミナーを開催いたしました。

寛永16（1639）年に西本願寺境内に設置された「学寮」に始まる龍谷大学。 その創立の地でもある大宮キャンパス図書館には、数多くの貴重な資料が保存されています。

施設見学セミナーでは、貴重書担当の専門職員様、デジタルアーカイブの専門職員様にご案内いただき、 龍谷大学大宮図書館が所蔵する貴重資料についてどのように管理、保存しているのか、実際に館内を見学させていただきながらご説明していただきました。 また普段入ることのできないデジタルアーカイブの撮影現場もご案内いただき、4000冊、15万点以上の貴重資料の画像をＷＥＢ上で公開されている龍谷大学の取り組みについて、ご説明いただきました。資料の形態によってさまざまに工夫を凝らしながら撮影が行われている様子を教えていただきました。 また普段は貴重書庫で厳重に管理されている資料の中から、『三条西公条自筆稿本　源氏物語細流抄』や『土佐光貞画　源氏物語絵巻』など貴重な資料を何点か実際に見せていただき、デジタル化することによって研究がすすんだ事例等についてもご説明いただきました。

第二部の意見交換会では、ご参加いただいた皆様と、龍谷大学大宮図書館の職員様を交え、施設見学の内容をふまえた積極的な情報交換が行われました。

龍谷大学大宮図書館の職員様、セミナーにご参加いただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました。