低学年の部
最優秀賞
無題
西九条小学校2年 岩本ゆきのさん
わたしは、おかしやさんに、なりたいです。なぜかというと、わたしは、学校のとしょかんで、本をかりる時いつもおかしのレシピの本を、かりています。なぜかというとおかしが、とてもだいすきな100さいのひいおばあちゃんが、いるからです。おばあちゃんのあだなは、「ちゃあちゃん」と言います。
ちゃあちゃんは、チョコレートやアイスクリームがだいすきで、いつもおみせやさんにお出かけしていっしょにたべたりします。そんなちゃあちゃんにおいしいおかしを、つくってあげたいので、いつもあたまの中では、おかしのことばかりかんがえています。さいきんは、スイカとキウイをれいぞうこで、こおらせてシャーベットをつくりました。ちゃあちゃんは、「おいしい、おいしい」
とたべてくれました。わたしは、いつもほめてくれるちゃあちゃんのためにおかしやさんになろうとおもいます。そうしたらいつでもちゃあちゃんにだいすきなおかしをつくってあげられるとおもいました。
今日は、アイスクリーム、今日は、チョコレートパフェたくさんつくってあげたいです。そうしたら100さいのちゃあちゃんは、もっともっと長いきをしてくれるとおもいます。だいすきなちゃあちゃんのよろこぶかおをあたまで考えるとすっごくうれしくなります。おしごとをするということは、だいすきな人に、よろこんでもらえることだとおもいました。私は、ちゃあちゃんやそれいがいのたくさんの人がよろこんでくれるおかしやさんに、なりたいです。
講 評
つくってあげたシャーベットを、100さいのひいおばあちゃん「ちゃあちゃん」が「おいしい、おいしい」とたべてくれたのですね。そのときのちゃあちゃんと岩本さんのうれしそうな二つのかおが、目にうかぶようでした。また、だいすきなちゃあちゃんに、ちゃあちゃんのだいすきなおかしをつくってあげたくて、おかしやさんになりたいとおもったということも、よくつたわってきました。「おしごとをするということは、だいすきな人に、よろこんでもらえることだ」ときづけたのも、よかったですね。
優秀賞
「しいくいんさんになりたい」
川辺東小学校3年 わたなべほのかさん
わたしは、水ぞく館のしいくいんです。たんとうは、シャチやイルカです。
水ぞく館の朝は早いです。早おきをして、水ぞく館につくと、まず、動物たちの体調がわるくないか、かくにんします。
つぎに、えさのじゅんびを始めます。えさの魚やイカなどに、金ぞくなどがまざっていないか、金ぞくたん知きで調べます。その後に、いたんだりしていないか、自分の目でかくにんします。動物のしゅるいやこ体によって、えさのしゅるいやりょうがちがうので、せん用のバケツに、一頭分ずつ用意します。
そのえさを、一頭ずつの食べる様子を、しっかりかくにんしながら、あたえます。
その後は、おきゃくさんが入ってくるので、そのじゅんびをしたり、ショーの練習をしたりします。
水ぞく館ではたらくことは、とても楽しいです。シャチやイルカたちは、かわいくて、わたしのたからものです。
わたしのゆめは、ラッコやぜつめつきぐしゅの動物のしいくいんです。
わたしは、よく動物園や水ぞく館に行きます。たくさんの動物たちにふれ合えたり、見たりすることは、わたしにとって、とても楽しいし、うれしいことです。だから、しいくいんさんになりたいと思っています。
でも、しいくいんの仕事は大へんだと思います。その動物のいのちをまもるせきにんがあるからです。動物のかんきょうを整えたり、動物の気持ちを考えたりしなければいけません。
わたしは、動物たちとふれ合うことが、楽しかったり、うれしかったりするけれど、しいくいんになるためには、その気もちと、べんきょうやど力が、ひつようだと思っています。
また、きちょうな動物をまもりたいので、ぜつめつきぐしゅのしいくいんになりたいです。
わたしは、ぜったい、動物となかよしになれるしいくいんになって、人間のせいで、ぜつめつkいぐしゅになってしまった動物たちを少しでもふやしたり、ケガやびょう気の動物たちをほごしたりとかしたいです。
それから、日本には、今、ラッコが三頭しかいないけれど、もっとふえて、み来の子どもたちにも見せてあげたいです。
講 評
えさのじゅんびの作業など、しいくいんの仕事の内容を細かくよく理解しているのですね。自分がしいくいんになった時のことをふだんからいろいろと想像しているのでしょうか。なりたい気持ちがひしひしと伝わってきました。動物の気もちを考え、動物と仲良くなって、さらにはぜつめつきぐしゅなどの動物をまもってあげたいという、その思いを強く持ち続けてど力すれば、少しずつゆめに近づけることでしょう。
入賞
「自しんをもって」
京都教育大学付属京都小中学校2年 中村あいさん
私は、夏休みにひ行きにのりました。そしてパイロットはかっこいいなと思いました。なぜなら、百人ぐらいのいのちをあずかって自しんをもってうんてんしているからです。私もしょう来、ひ行きをうんてんしてみたいと思いました。私は、うんてんせきについているカメラのえいぞうを見ながらすわっていました。ちゃくりくする時に、ぴったり空こうにつくようにどのへんから下がるかとか、ちょう正しているのがすごいと思いました。今日もぶじにおきゃくさんをはこべてよかった、と思っていると思います。
私はきゃく室じょうむいんだったら、みんなにやさしく声をかけて、みんなにお茶とかをていねいにあげたり、子どもにやさしくしたり、あぶなくないようにほうそうしてあげたりして、おきゃくさんが気もちよくりょ行できるようにしたいです。私が
「ありがとう。」
と言っており紙をあげたら、よろこんでもらってくれました。私も、もしおきゃくさんにこんなことを言われたら、もっとがんばりたくなると思います。
もしパイロットになったら、私も自しんをもってうんてんしたいです。もしきゃく室じょうむいんになったら、おきゃくさんのあんぜんをまもりながら、おきゃくさんによろこんでもらえるようなすてきな人になりたいです。
大人になるのがまち遠しくなります。かっこよくやりたいです。
講 評
たしかに、多くのいのちをあずかるパイロットやきゃく室じょうむいんにはとくに、自しんをもつことがひつようでしょうね。それには、じゅうぶんなぎのうやばんぜんのじゅんびが欠かせないことでしょう。自しんをもった「かっこいい」大人をめざしてください。自しんをもちすぎてもいけないかもしれませんが。
入賞
「心のあるけいさつかん」
大阪教育大学付属平野小学校2年 前田紗希さん
「私、うさぎさんになりたい。」はじめに私がなりたかったと言っていた。そんな私が、けいさつかんになりたいと思ったのは、年中の時だ。秋のこうつう安全教室に来ていたふけいさんのせいふくすがたがカッコよくて、私も町の安全をまもりたいと思ったのがきっかけだ。
けいさつかんになるには、つよくてカッコよくならないと町の安全は守れないと思った。
朝、こうつうせいりをしているけいさつかんや自転車で町の安全をパトロールしているすがたをみかける。
私も人の役に立つことがしたいと思っていた。そんな時、自転車で出かけていると道に千円札がおちていた。「お母さん、まって。」とさけんだ。お母さんは「どうしたの?」とおどろいた。千円札がおちていたことをせつめいして、お母さんと一しょにこうばんへととどけにいった。「ありがとう。」とけいさつかんに言われた時は、ドキドキして、てれくさかった。お父さんからも、小さな気づきに気づけたことは、いいけいさつかんになれるよ。と言ってもらった。私は、うれしかった。
私は、小学校一年生から空手を習っている。空手は、形と組手がある。私は、組手のけりをれんしゅうしている。わるい人をつかまえたいと思ったからだ。私は組手の方がだいじだと思っていたが、さいきん、考え方がかわった。形はようやく二つおぼえたが習いごとい外に形をやることは一日一回やればいい方だった。(形はなぜやるのかな?しあいに出るため?カッコよく見せるため?)形をれんしゅうしていて、じっさいのげん場でいかすためや心をきたえるためだと考えた。心とつよさがないとけいさつかんはできないと思った。
けいさつかんは、道を聞かれることもある。お母さんがりょこう中、道が分からなくなりこうばんで道を聞いたことがある。カッコよく教えてあげれるように、地図や地図記号をべんきょうして、やさしく教えてあげたい。外国の人もこまっていたら、いっしょにしゃべって教えられる人になりたい。英語もしゃべれるように英語のうたを聞いていきたい。
けいさつかんは、私にとってスーパーヒーローだ。私は、心がつよくてやさしくて人の役に立つけいさつかんになりたい。
講 評
町の安全を守るけいさつかんには、「わるい人をつかまえ」られるような肉体的なつよさとともに、心のつよさもひつようであることに、空手のれんしゅうを通じて気づいたのですね。二つのつよさをかねそなえた、「カッコよくて」「人の役に立つ」「スーパーヒーロー」、そんなけいさつかんになれるように、がんばってください。
入賞
「しあわせスイーツ」
LCA国際小学校2年 上野瑠美さん
私の将来の夢は、パティシエになることです。私の作ったスイーツで世界中の人々を幸せにしたいからです。
家族でホテルのバイキングに行ったとき、お腹いっぱい食べたあと、とてもかわいいいちごのマカロンを見つけました。バニラアイス、ホイップ、いちご、そしていちごマカロンがのっていました。アジア系の外国人のシェフが目の前で盛りつけています。私は
「プリーズ ギブ ミー イット。」
と言いました。シェフは、
「英語が上手だね。」
と笑顔で渡してくれました。私もうれしくなり、
「サンキュー。」
と受けとり、とてもかわいいマカロンをじっと見つめながら席に着きました。お母さんは
「かわいいね。おいしそうだね。」
と、声をかけてくれました。私はいちごマカロンといっしょに、記念写真をとりました。
「いただきます。」
と手を合わせてから、ゆっくりと、マカロンを口の中に入れました。サクッと音がして、その後、ふわっと柔らかい食感がして、甘ずっぱいいちごの味がしました。思わず笑顔になり、そして幸せな気持ちになりました。
将来私はいちごのマカロンを手渡してくれたシェフのように、おいしいスイーツを笑顔に、なるようなあたたかい言葉をそえながら、一人一人に手渡ししたいと思います。そして世界中の国々へ行き、私がスイーツで幸せと笑顔を届けたいと考えています。
講 評
「しあわせスイーツ」というタイトルに、まず心ひかれました。ただあまくておいしいというだけにとどまらないで、人々の気持ちの中にしみこみ、幸福感でいっぱいにするような、そんなスイーツですね。一つのいちごのマカロンが、瑠美さんにとっての「しあわせスイーツ」になったこと、よくわかりました。
入賞
「おしごとってなんだろう?」
相楽台小学校1年 清水杏心さん
たのしいこと?たいへんなこと?
たのしいことはひとのよろこぶかおをみたり、ひとのやくにたつことだとおもう。
たいへんなことはひとのやくにたつものをつくったり、ひとのよろこぶかおをみるためのスペシャルをかんがえることだとおもう。
そのためにわたしはいまいろいろなべんきょうやほんをよむことをしているんだなーとおもった。
ところでたいへんなことってほんとにあるのだとうか?わたしはいちねんせいになっておべんきょうがたのしくなった。そのときにこうおもったんだ。
おべんきょうがたのしいとおしごとなんてたいへんなことなんかないんじゃないかなとおもったんだ。
あしたはたなばた。いろいろなひとのたんざくをみてみた。いろいろなねがいごとがあったよ。わたしはみんながしあわせになれるようなおしごとをしたいとおもったよ。
「わたしがみんながしあわせになれるようなおしごとにつけますように…」
講 評
おしごとについて、「たのしいこと?」「たいへんなこと?」と、じぶんにといかけて、じゅんじゅんにかんがえてみたのですね。そういうかんがえのすすめかた、かきかたが、わかりやすくて、よかったです。また、もじがひとつひとつおおきくていねいにただしくかけていたのも、とてもよかったです。
入賞
無題
小学校1年 小谷碧さん
ぼくは、小がっこうにいけなくなりました。なぜ、いけなくなったかはわかりません。でも、ゴールデンウィークがすぎたら、いこうとすると、からだがかたくなり、しらないうちにひめいをあげてなきました。ぼくはすわれません。「すわって」といっぱいの大人、こどもにおこられます。
ぼくは、大きくなったらがっこうのせんせいになりたいです。ぼくみたいながっこうにいけなくなったこがさみしくならないようにさぎょうりょうほうしさんにきてもらって、たすけてもらうのです。みんなこどもをたすけるヒーローです。ぼくのばあいは、さぎょうりょうほうしのままががっこうのせんせいとはなしてくれて、フリースクールにいけるようになりました。フリースクールにいくようになってから、あたらしい、ともだちもできました。バスやでんしゃにのってまいにちぼうけんです。フリースクールはきもちがいいです。ともだちがすくないし、ルールがあまりないからです。
このまえ、がっこうのなかにははいれないけど、みんながいないゆうがたにじてんしゃでがっこうにいってみました。ぼくのきもちはふくざつです。
小がっこうのなつやすみがはじまりました。ぼくは、なつやすみもフリースクールにかよっています。ぼくのようなこが、リラックスしてがっこうでべんきょうやあそべたらいいな。がっこうのせんせいになれたらいいな。
講 評
「がっこうにいけなくなったこ」が、「リラックスしてがっこうで」べんきょうしたりあそんだりできるようにしたい、というつよいきもちが、げんこうようしぜんたいからあふれてくるようでした。しょうらいがっこうのせんせいになって、そういうがっこうにできたらいいですね。そのもくひょうをたいせつにもちつづけてください。