物価高対策を主眼とした「デフレ完全脱却のための総合経済対策」
政府は11月2日の臨時閣議で、物価高対策を主眼とした「デフレ完全脱却のための総合経済対策」を決定しました。岸田首相は「デフレ脱却ができるかどうかの瀬戸際だからこそ、あらゆる手法を総動員して『稼ぐ力』を強化する」と表明。年内に着手する住民税非課税世帯への給付や、来年6月実施予定の所得税と住民税の減税な
政府は11月2日の臨時閣議で、物価高対策を主眼とした「デフレ完全脱却のための総合経済対策」を決定しました。岸田首相は「デフレ脱却ができるかどうかの瀬戸際だからこそ、あらゆる手法を総動員して『稼ぐ力』を強化する」と表明。年内に着手する住民税非課税世帯への給付や、来年6月実施予定の所得税と住民税の減税な
多様化する働き方に対応した労働基準法の見直しを検討するため、厚生労働省は年度内に法務の学識経験者らによる研究会を設置します。見直しのあり方について議論した有識者会議「新しい時代の働き方に関する研究会」の報告書を踏まえた動きで、次は具体的な法制度のあり方を含めた検討を進めます。11月13日開かれた労働
厚生労働省は10月、2020年3月に卒業して就職した学生の3年以内の離職状況を発表しました。それによると、大卒の離職率は32.3%(前年比0.8ポイント増)、高卒は37.0%(同1.1ポイント増)、中卒は52.9%(同4.9ポイント減)となりました。大卒は2年連続の増加、高卒は3年ぶりの増加です。い
連合(芳野友子会長)は10月、中央執行委員会を開き、2024年春闘に向けた統一要求について、定期昇給分を含めた賃上げ目標を「5%以上」とする方針を確認しました。今春闘での「5%程度」から「以上」へと一段アップ。賃金の上昇が物価上昇に追いつかずに高止まりし、実質賃金のマイナスが1年半以上も続いているこ
外国人技能実習制度を廃止し、人材の「育成と確保」を目的にした新制度創設を検討している政府の有識者会議は10月、就労から1年を超えたら職場を変更できるなど、制限を緩和する最終報告書案を示しました。同会議は、新制度と「特定技能」との連動性を念頭に置きながら「9つの論点」を挙げて多面的角度から検討。11月
<目次>導入文2024年4月以降の無期転換ルール改正の概要1.無期転換申込機会・無期転換後の労働条件2.就業場所・業務の変更の範囲3.更新上限の有無と内容2024年改正の無期転換ルールのメリット・デメリット1.メリット2.デメリット2024年4月・無期
<目次>導入文令和5年10月から実施の最低賃金引き上げの概要令和5年の最低賃金のランクと変動要因1.都道府県別のランク分け2.過去最高額の引き上げ3.最低賃金の計算方法令和5年の最低賃金の引上げによる企業への影響1.人件費の負担が増加2.扶養内での労働
厚生労働省が10月に発表した毎月勤労統計の8月速報値(従業員5人以上)によると、労働者1人あたり現金給与総額は28万2700円(前年同月比1.1%増)で20カ月連続のプラスとなりました。しかし、物価上昇分を差し引いた実質賃金指数(20年=100)は83.0(同2.5%減)で17カ月連続のマイナスとな
パートタイムなどで働く女性らの「年収の壁」を取り払うため、政府が本格的に動き始めました。「壁」とは年収が一定額を超えると社会保険料などの負担が生じて手取り収入が減るため、労働時間を削るなどの就業調整を通じて負担を避ける動きのことです。手始めに、10月から「106万円の壁」対策として、賃上げした企業に
エン・ジャパンが9月20日発表した8月の派遣平均時給(三大都市圏、募集時)は1686円で、前月比1.1%増、前年同月比4.3%増となり、2カ月ぶりに前月比がプラスに"復帰"。前年同月比は12カ月連続のプラスで、コロナ以降での伸び率も最高となりました。同社は8月の求人数が前年同月比25.5%増と急増し