帝国データバンクが発表した上場企業の2024年度「平均年間給与」調査によると、平均671万1000円(前年度比3.0%増)と4年連続の増加で、過去20年の最高となりました。3月期決算の上場約3800社を対象に調査、集計しています。
製造業は681万2000円(同3.1%増)、非製造業は665万1000円(同3.0%増)。最も高い業界は「海運業」の1052万3000円で、「証券、商品先物取引業」の934万7000円、「保険業」の879万円などが続きます。伸び率では「陸運業」の13.7%(平均給与645万円)が最高でした。
また、マイナビがまとめた「正社員平均初年度年収推移レポート」によると、今年4~6月は平均488.8万円(前期比4.9万円増、前年同期比23.0万円増)となり、2018年の調査開始以来の過去最高を更新しました。平均年収は25年に入ってから480万円台で推移しています。
経験者は548.5万円(前期比0.1万円増)、未経験者は446.2万円(同4.6万円増)と経験者の伸びが低くなっています。業種で最も高いのは「金融・保険」の581.1万円で、「IT・通信・インターネット」が561.3万円。「コンサルティング」が543.2万円で続きます。
企業からの求人件数比(23年=100)は156.8(前期比12.3ポイント増、前年同期比43.5ポイント増)となり、企業の採用意欲が依然高いことがうかがわれます。調査は同社「マイナビ転職」の掲載件数などを基に、3カ月ごとに集計しています。
提供:アドバンスニュース
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